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コンサル/SIer 2025年03月期期

NRI有報で見る野村総研のコンサル×IT二刀流戦略と将来性

(更新: ) 約6分で読了
#野村総合研究所 #NRI #有価証券報告書 #有報 #就活 #企業分析 #コンサル #キャリアマッチ

企業名

野村総合研究所

業種

コンサルティング・IT

証券コード

4307

対象事業年度

2025年03月期

NRI(野村総研)の有報分析 要点: NRIはコンサル+SI+運用の三層構造を持ち、金融ITが売上の約40%を占める独自のハイブリッド企業。営業利益率約17.5%でDXコンサル需要の取り込みに注力。(2025年3月期有報に基づく) NRIは「コンサルとSIerのハイブリッド」です。有報を読むと、コンサルティングの知見とSIの実装力、そして運用保守のストック収益を併せ持つ独自のビジネスモデルが数字で見えてきます。

有報の読み方は有価証券報告書の読み方完全ガイドで押さえてからこの記事を読むと効果的です。

会社概要と有報の位置づけ

項目内容
社名株式会社野村総合研究所
証券コード4307(東証プライム)
EDINETコードE05062
決算期3月期
業種分類情報・通信業
主要事業コンサルティング、金融IT、産業IT、IT基盤

NRIのビジネスの実態|何で稼いでいるのか

NRIの事業は4つのセグメントで構成されています(参考: 有価証券報告書2025年3月期セグメント情報より)。

セグメント売上構成比特徴
コンサルティング約10%経営戦略・業務コンサル。利益率高い
金融ITソリューション約40%証券・銀行向けSI。最大セグメント
産業ITソリューション約30%流通・製造・公共向けSI
IT基盤サービス約20%データセンター・クラウド。ストック型

金融ITソリューション|NRIの最大の強み

NRIの最大の特徴は金融ITでの圧倒的な地位です。証券会社向けの基幹システム「STAR」は業界標準として多くの証券会社に採用されています。

強み内容
証券システムSTAR等の業界標準システム
銀行システムメガバンク・地銀向けソリューション
保険システム保険会社向けDX支援

就活ポイント: 金融ITの顧客基盤は一度構築されると長期的な関係になります。システムの切り替えコストが高いため、NRIの金融ITは「参入障壁の高い準ストック型ビジネス」です。業界標準のSTARを採用する証券会社は、保守・機能追加・ライセンスでNRIとの関係が継続します。

三層構造|コンサル→SI→運用の好循環

NRI独自の強みは、コンサルティングから入り、システム構築(SI)、運用保守まで一気通貫で提供する三層構造です。

内容収益タイプ
第1層: コンサル課題発見・戦略立案フロー型(高利益率)
第2層: SIシステム設計・開発フロー型
第3層: 運用・IT基盤運用保守・DCストック型(安定)

コンサルで顧客の課題を発見→SIで解決→運用で長期的に支援、という好循環がNRIの成長を支えています。

セグメント情報の読み方

NRIは何に賭けているのか|投資と研究開発の方向性

投資分野内容読み方
データセンター国内DC拡張投資ストック型収益の拡大
DX関連DXコンサル人材の採用・育成成長市場の取り込み
海外展開オーストラリア等の事業拡大新規市場の開拓

DXコンサルティング需要の取り込み

企業のデジタル変革(DX)需要が急拡大する中、NRIはDXコンサルティング領域に注力しています。有報でも「DX人材の採用・育成」が重点投資項目として記載されています。

NRIの三層構造がDXで有利な理由:

  • 戦略立案: DX戦略をコンサルティング部門で策定
  • システム実装: 金融IT/産業ITのSI部門で実装
  • 運用・改善: IT基盤部門で継続的な運用・改善

純粋コンサル(ベイカレント等)は戦略提案が中心で実装は外部委託、純粋SIer(NTTデータ等)は実装が中心で戦略が弱い傾向にあります。NRIは戦略から運用までワンストップで提供できる点が強みです。

設備投資の特徴

NRIの設備投資はデータセンターへの投資が大きな割合を占めます。これはストック型収益の基盤を強化する投資であり、長期的な収益安定に寄与します。

設備投資・R&D費の読み方

NRIが自ら語るリスクと課題|PRでは絶対に出ない情報

リスク項目内容就活での読み方
金融業界への依存金融ITが売上の4割。金融業界の業績に連動産業IT比率の拡大を確認
人材獲得競争IT/コンサル人材の争奪採用・育成の方針を確認
システム障害リスク金融システムの障害は社会的影響大リスク管理体制を確認
競合激化外資コンサル、メガベンダーとの競争三層構造の差別化を確認

事業等のリスクの読み方

あなたのキャリアとマッチするか

従業員データ

項目データ(2025年3月期)読み方
従業員数(連結)16,679名コンサル/SIerとしては大規模
平均年齢39.9歳IT業界では高め。長期就業
平均勤続年数13.9年業界でも長い。定着率高い
平均年間給与約1,322万円業界トップクラス

就活ポイント: 平均年間給与約1,322万円は日本企業全体でもトップクラスです(平均年収の読み方)。平均勤続年数約14年との組み合わせは「高待遇×長期就業」を示しています。

高年収の背景には、コンサルティングとITの両方の専門性を持つ人材の希少性、金融IT分野での強固な顧客基盤による高収益性があります。人的資本ランキングでも上位に位置します。

面接で使える有報ポイント

志望動機での活用

「御社の有報で、コンサルからSI、運用保守まで一気通貫で顧客を支援する三層構造を確認しました。戦略を提案するだけでなく実装まで伴走できるモデルは、顧客に本質的な価値を提供できる唯一のモデルだと考えています。」

逆質問での活用

「有報で金融ITソリューションが売上の約40%を占めていますが、今後は産業IT等の非金融分野の比率を高める方向ですか?」

「ストック型収益のIT基盤サービスが約20%を占めていますが、この比率は今後どう変化する見通しですか?」

同業比較のポイント

比較軸NRIベイカレントNTTデータ
事業モデルコンサル+SI+運用コンサル特化SI+アウトソーシング
従業員数約16,700名約5,500名約195,000名
強み金融IT+三層構造高利益率グローバル規模

※営業利益率等の詳細比較は各社の有報記事を参照: ベイカレントの有報分析NTTデータの有報分析営業利益率ランキング

コンサル・SIer業界の有報比較

有報データから逆算して今から学ぶべき分野

分野根拠(有報)具体的アクション
金融業界の基礎知識金融ITソリューションが売上の約40%(2025年3月期)『金融読本』等の金融入門書、FP3級で金融商品の基礎を学ぶ
クラウド・インフラ技術IT基盤サービスが売上の約20%・DC拡張投資を推進(2025年3月期)AWS/Azure基礎資格、Linux基礎
コンサルティングスキルDXコンサル需要の取り込みが重点戦略(2025年3月期)ロジカルシンキング、データ分析の基礎(Excel/SQL)
英語力オーストラリア等の海外展開を加速(2025年3月期)TOEIC800点以上を目標に

まとめ

項目NRIの特徴
最大の強み金融ITでの圧倒的地位+三層構造
収益の安定性ストック型・準ストック型収益が事業を安定化
成長ドライバーDXコンサル需要の取り込み(戦略→実装→運用)
待遇平均年収約1,322万円×勤続約14年

NRIは「コンサルの知見×SIerの実装力×ストック型の安定性」を兼ね備えた独自のポジションの企業です。この三層構造を理解した上で志望理由を語りましょう。

ストック型収益について: IT基盤サービス(約20%)が明確なストック型収益。加えて金融ITのシステム保守・ライセンスも準ストック型として継続的な収益を生み出しています。これらを合わせた収益基盤がNRIの安定性を支えています。

  • コンサル・SIer業界の比較 → [コンサル・SIer業界の有報比較]
  • ベイカレントとの比較 → [ベイカレントの有報分析]
  • 有報の読み方 → [有価証券報告書の読み方完全ガイド]

本記事のデータは有価証券報告書(EDINET)に基づいています。投資判断を目的としたものではありません。

よくある質問

NRIの有報(野村総合研究所の有価証券報告書)で確認できる主要データは?

NRI(野村総合研究所)の有報(EDINETコード: E05062)では、売上約7,648億円・営業利益率約17.5%・従業員数16,679名・平均年間給与約1,322万円・平均勤続13.9年が確認できます。4セグメント(コンサル10%・金融IT40%・産業IT30%・IT基盤20%)の構成比が就活分析の核心です。

野村総合研究所の有価証券報告書はどこで読めますか?

EDINET(金融庁の電子開示システム)またはNRI公式IRサイトで無料公開されています。EDINETでは「E05062」で検索すると最新の有報にアクセスできます。

NRIの有報から就活に使える情報は何がわかりますか?

セグメント別の収益構成(金融ITが最大)、コンサル+SI+運用の三層構造、ストック型収益の安定性の3つが特に就活に直結します。

NRIのストック型収益とは何ですか?

IT基盤サービス(データセンター・クラウド運用等)が約20%を占め、継続的な収益を生みます。加えて金融ITのシステム保守・ライセンスも準ストック型収益として事業を安定化させています。

NRIの平均年収が高い理由は?

有報によると平均年収は約1,322万円で、高い専門性(コンサル+IT)と金融IT分野での強固な顧客基盤による高収益性が背景にあります。平均勤続13.9年との組み合わせは長期的なキャリア形成が可能な環境を示します。

NRI(野村総研)の将来性は?今後どうなる?

NRIはDXコンサルティング需要の取り込みに重点投資しています。コンサル→SI→運用の三層構造でDX案件を一気通貫で獲得し、金融IT(売上約40%)の顧客基盤を産業ITやオーストラリア等の海外にも拡大する成長戦略です。

NRI(野村総研)の強みと課題は?

強みはコンサル+SI+運用の三層構造と金融IT(売上約40%)での圧倒的地位です。課題は有報のリスク欄に記載の金融業界への依存度の高さ、IT人材獲得競争の激化、金融システム障害時の社会的影響リスクです。

NRIの企業研究で見るべきポイントは?

有報の4セグメント構成(コンサル約10%、金融IT約40%、産業IT約30%、IT基盤約20%)、ストック型収益(IT基盤+金融保守)の安定性、DX人材の採用・育成投資の3つが重要です。特に三層構造の好循環モデルは就活サイトでは得られない情報です。

NRIの志望動機で他の就活生と差をつけるには?

有報の三層構造(コンサル→SI→運用)の好循環や、金融ITの証券システムSTARが業界標準である点を引用すると効果的です。純粋コンサルや純粋SIerとの違いを有報データで語ると深い企業理解をアピールできます。

NRI(野村総研)とベイカレントの違いは?

NRIはコンサル+SI+運用の三層構造で従業員約16,700名、営業利益率約17.5%の安定成長型です。ベイカレントはコンサル特化のワンプール制で従業員約5,500名、営業利益率約30%の高成長型です。NRIは実装まで一貫提供、ベイカレントは高付加価値コンサルに特化しています。

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