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女性管理職比率ランキング|有報で見るダイバーシティ先進企業

(更新: ) 約4分で読了
#女性管理職 #ダイバーシティ #有価証券報告書 #有報 #就活 #企業比較 #ランキング #人的資本
この記事でわかること
1. 主要企業の女性管理職比率ランキング──ダイバーシティの実態を数字で比較
2. 業界別の傾向と、比率を左右する構造的要因
3. 女性管理職比率データを就活で活用する方法

2023年の有報改正で、上場企業は女性管理職比率の開示が義務化されました。これにより、企業のダイバーシティを「数字」で比較できるようになっています。

企業の採用ページでは「多様性を推進」と書かれていても、実態が伴っているかは有報の数字を見なければわかりません。

人的資本情報の読み方は有報の人的資本情報の読み方で詳しく解説しています。

女性管理職比率ランキング

主要企業の女性管理職比率を比較します。

順位企業名女性管理職比率業界特徴
1リクルート約30%IT/サービス人材サービス企業として率先
2メルカリ約25%ITベンチャー気質。多様性重視
3ソニー約20%IT/製造グローバル基準のガバナンス
4三菱UFJ約18%金融メガバンクでは先行
5伊藤忠約12%商社商社の中では高い水準
6味の素約12%食品グローバル食品企業
7NTTデータ11.9%IT/SIer目標15%に向け改善中
8日立約10%製造目標を掲げて推進中
9トヨタ約8%製造製造業の構造的課題
10東京海上約7%保険保険業界の課題

※各社有報の人的資本情報に基づく。連結/単体の開示範囲は企業により異なる

業界別の傾向と構造的要因

なぜ業界で差が出るのか

業界女性管理職比率の傾向構造的要因
IT/サービス高め(15〜30%)知識労働中心。リモートワーク普及
金融中程度(10〜20%)総合職採用の歴史。改革進行中
商社やや低い(8〜15%)海外駐在・転勤が多い
製造業低め(5〜10%)工場勤務・技術職の男性比率が高い
インフラ低め(5〜8%)現場作業・交替勤務が多い

比率を読むときの注意点

  1. 連結 vs 単体: 海外子会社を含む連結と国内単体では数値が大きく異なる場合がある
  2. 管理職の定義: 課長以上/部長以上など、企業ごとに管理職の定義が異なる
  3. 業界平均との比較: 絶対値よりも同業界内での相対位置が重要

女性管理職比率と合わせて見る指標

女性管理職比率だけでは企業の実態は見えません。以下の3指標セットで確認すると実態が見えます。

指標わかること有報の記載場所
女性管理職比率女性のキャリアアップ環境従業員の状況
男性育休取得率男性の育児参加への理解度従業員の状況
男女賃金格差実質的な待遇の平等性従業員の状況

3指標で見る企業例

企業女性管理職比率男性育休取得率男女賃金格差読み方
リクルート約30%約60%約80%3指標とも高水準。実態を伴う
伊藤忠約12%96%約97%育休率・賃金格差とも業界トップ水準
トヨタ約8%約30%約70%製造業の構造的課題が反映

人的資本開示ランキング

就活での活用法

ESでの活用

「御社の有報で女性管理職比率が業界平均を上回る{X}%であることを確認しました。多様な人材が活躍できる環境は、{自分の経験}からも重要だと考えており、御社でキャリアを築きたいです。」

面接の逆質問での活用

「有報で女性管理職比率が{X}%と拝見しましたが、今後の目標値と、達成に向けた具体的な施策を教えてください。」

「有報で男性育休取得率が{X}%とのことですが、実際に取得された方の周りの反応はいかがですか?」

注意点

NGOK
「御社の比率は低いですね」「業界平均と比較して、今後の取り組みを教えてください」
数字だけで企業を否定数字を出発点に、取り組みの方向性を質問

まとめ

ポイント内容
データの見方女性管理職比率だけでなく、育休取得率・賃金格差と3点セットで見る
業界差IT/サービスが高く、製造業・インフラは構造的に低い傾向
就活での使い方数字を出発点に、企業の取り組みの方向性を質問する

ダイバーシティは「掛け声」ではなく「数字」で比較する時代です。有報の人的資本データを活用して、本当に多様性を推進している企業を見極めましょう。

  • 人的資本の読み方 → [有報の人的資本情報の読み方]
  • 人的資本ランキング → [人的資本開示ランキング]
  • 年収の比較 → 平均年収ランキング

本記事のデータは各社の有価証券報告書(EDINET)に基づいています。ランキングは参考情報であり、投資判断を目的としたものではありません。

よくある質問

女性管理職比率は有報のどこに書いてありますか?

2023年以降の有報では『従業員の状況』セクションに女性管理職比率の開示が義務化されています。人的資本情報の一環として記載されており、EDINETで企業名を検索して有報を開けば確認できます。

女性管理職比率が高い企業は働きやすいですか?

女性管理職比率は一つの指標にすぎませんが、女性がキャリアを積める環境の目安にはなります。ただし、比率だけでなく男性育休取得率や平均勤続年数の男女差も合わせて見ると、より実態に近い判断ができます。

業界によって女性管理職比率に差がありますか?

はい。IT・サービス業は比較的高く、製造業・インフラ業は低い傾向があります。ただし同じ業界内でも企業差が大きいため、志望企業の有報で個別に確認することが重要です。

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