メインコンテンツへスキップ
就活×有報ナビ
金融 2025年03月期期

SBIの将来性|総合金融×テクノロジーの強みとリスク

最終更新: 約16分で読了
#SBIホールディングス #SBI証券 #有価証券報告書 #有報 #就活 #企業分析 #証券 #第4のメガバンク
SBIの将来性|総合金融×テクノロジーの強みとリスク

この記事を読むと: 面接で「なぜSBIか」を数値根拠つきで語れるようになり、親に「ネット証券だけの会社じゃない」と自信を持って説明できるようになります

SBIホールディングスは、ネット証券最大手のSBI証券を中核に、銀行・保険・暗号資産・バイオまで5つのセグメントを展開する総合金融グループです。「SBI=ネット証券」のイメージが一般的です。しかし有報を読むと銀行事業の利益寄与度が証券事業を上回り、設備投資の78%をITに投じるテクノロジーカンパニーの姿が浮かび上がります。親世代に「ネット証券の会社でしょ」と言われることが多いものの、それは収益構造の一面にすぎません。

この会社が賭けているもの──1.第4のメガバンク構想、2.ゼロ革命とデジタルプラットフォーム、3.デジタルスペース生態系

この記事のデータはSBIホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期)に基づいています。 有報の読み方がわからない方は有価証券報告書の読み方完全ガイドをご覧ください。 金融業界全体の分析は金融業界比較|銀行・証券・保険の将来性をご覧ください。

収益(2025年3月期) 1兆4,437億円
設備投資 935億円
IT投資比率 78% 935億円中725億円

SBIのビジネスの実態|何で稼いでいるのか

セグメント構成とは、企業が事業をどう区分して管理・報告しているかを示す情報です。このセクションでは、SBIホールディングスの5つの報告セグメントと5期分の業績推移を確認します。読み終えると、「SBI=ネット証券」というイメージと実態の乖離を数字で説明できるようになります。

SBIホールディングスはIFRS(国際財務報告基準)を適用しており、「売上高」ではなく「収益」、「経常利益」ではなく「税引前利益」で業績を報告しています。日本基準の証券会社と財務諸表の構造が異なる点にご注意ください。

セグメント収益構成比税引前利益
金融サービス事業1兆1,901億円82.5%2,253億円
投資事業1,113億円7.7%671億円
暗号資産事業806億円5.6%212億円
資産運用事業333億円2.3%54億円
次世代事業272億円1.9%△99億円
出典: SBIホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)セグメント情報

SBIグループのセグメント別収益構成──金融サービス事業82.5%、投資事業7.7%、暗号資産事業5.6%、資産運用事業2.3%、次世代事業1.9%

収益の82.5%を占める金融サービス事業は、証券(SBI証券)・銀行(SBI新生銀行等)・保険を包括しています。経営方針では「銀行事業の連結業績への利益寄与度が証券事業を上回っている」と明記されており、ネット証券最大手のイメージとは大きく異なる収益構造です(2025年3月期有報)。就活生にとっては、SBIグループに入社した場合に銀行業務への配属可能性も十分にある点を理解しておく必要があります。

注目すべきは投資事業と暗号資産事業の変化です。投資事業は前期の177億円の赤字から671億円の黒字へと劇的に改善しました(2025年3月期有報)。暗号資産事業も前期の84億円から212億円へと利益が152%増加しています。一方、次世代事業(バイオ・ヘルスケア、Web3、再生可能エネルギー等)は99億円の赤字が続いており、収益化途上の段階です。

連結業績推移

指標4期前3期前2期前前期当期
収益5,411億円7,636億円9,569億円1兆2,105億円1兆4,437億円
税引前利益1,403億円4,127億円1,021億円1,415億円2,822億円
当期利益810億円3,668億円354億円872億円1,621億円
ROE16.0%49.4%3.7%7.7%12.8%
出典: SBIホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)主要な経営指標等の推移

収益は4期前の5,411億円から当期の1兆4,437億円へと2.7倍に拡大しました(2025年3月期有報)。ただし利益のブレ幅が大きい点は押さえておくべきです。3期前に当期利益3,668億円を記録した翌年には354億円まで急落し、当期は1,621億円に回復しています。この変動は投資事業の市況依存性が主な要因で、金融グループとして安定性と成長性のバランスをどう取るかが経営課題になっています。

ビジネスの実態を把握したところで、次はSBIグループが経営資源をどこに集中させているのか、3つの賭けを見ていきます。

SBIは何に賭けているのか|投資と研究開発の方向性

投資方針とは、企業が中期的にリソースを集中させる事業領域を指します。このセクションでは、SBIホールディングスが2025年3月期有報で開示した3つの投資領域を、金額・時間軸・財務インパクトの3軸で比較します。読み終えると、面接で「なぜこの会社の投資戦略に共感したか」を数値根拠つきで語れるようになります。

SBIグループは創業30周年(2029年3月期)に向けた新中期ビジョンで、連結税引前利益5,000億円・グループ顧客基盤1億件・海外事業比率30%・ROE15%を目標に掲げています(2025年3月期有報)。設備投資は935億円、R&D費は18.5億円を計上しています(2025年3月期有報)。

この会社が賭けているもの──1.第4のメガバンク構想、2.ゼロ革命とデジタルプラットフォーム、3.デジタルスペース生態系

賭け1: 第4のメガバンク構想|SBI新生銀行中核の銀行事業拡大

SBIグループが最も経営資源を集中させているのが銀行事業です。経営方針で「公的資金の完済を機に、SBI新生銀行の更なる飛躍に向けて第4のメガバンク構想を強力に推進」と明記しています(2025年3月期有報)。公的資金約1,193億円の返済を完了し、残額約2,300億円についても2025年7月に完済する方針を決定しました。

金融サービス事業の税引前利益は2,253億円で、前期の1,729億円から30.3%の増益を達成しています(2025年3月期有報)。設備投資725億円をシステム開発に集中投下しており、テクノロジーで銀行業務を効率化しながら収益力を強化する戦略です。地域金融機関との連携強化による「広域地域プラットフォーマー化」を同時に推進し、銀行業のスケールを拡大しています。

新中期ビジョンの連結税引前利益5,000億円目標は、当期実績2,822億円の約1.8倍です。この成長を牽引するのが銀行事業であり、SBIグループの重心が証券から銀行に移りつつあることを示しています。

就活生にとっての含意は明確です。SBIグループで働く場合、証券業務だけでなく銀行業務(法人融資・リテール預金・住宅ローン等)への配属可能性が高まっています。金利上昇環境で銀行収益力が向上しており、銀行志望者にとっても検討すべきグループです。

賭け2: ゼロ革命とデジタルプラットフォーム拡大

SBI証券は2023年9月にオンライン国内株式売買手数料の無料化(ゼロ革命)を開始しました。手数料収入の逸失にもかかわらず、グループ全体の収益は前期比19.3%増の1兆4,437億円を達成しています(2025年3月期有報)。ゼロ革命は単なる値下げではなく、手数料をゼロにして顧客基盤を拡大し、多様な金融商品・サービスで収益化する「プラットフォーム戦略」です。

設備投資935億円のうち725億円が金融サービス事業のシステム開発に充てられています(2025年3月期有報)。IT投資比率78%は、SBIが金融グループであると同時にテクノロジーカンパニーである証拠です。大和証券グループの有報分析と比較すると、大和証券のIT投資381億円に対しSBIは725億円と、テクノロジーへの投資規模の差は約1.9倍に及びます。

新中期ビジョンではグループ証券口座数3,000万の早期達成を目標に掲げ、顧客基盤1億件を目指しています(2025年3月期有報)。プラットフォームビジネスの企画・運営、データ分析、UX設計など、テクノロジー×金融の人材需要が高い企業です。

賭け3: デジタルスペース生態系|暗号資産・ステーブルコイン・ネオメディア

暗号資産事業セグメントの収益は806億円・税引前利益212億円と、前期(収益570億円・利益84億円)から大幅に成長しました(2025年3月期有報)。利益は前期比152%増で、5セグメント中で最も高い成長率を記録しています。

米Circle社との提携でUSDC(米ドル建てステーブルコイン)の国内初取り扱いを2025年3月に開始し、デジタルアセット領域でのポジションを強化しています(2025年3月期有報)。さらにSBIネオメディアホールディングスを設立してメディア事業にも参入し、「総合金融&メディアディストリビューター」を目指す方針です。

暗号資産市場は6年間で20倍以上に拡大しており、国内の制度改正による投資家層の拡大も見込まれています。デジタル金融に関心のある就活生にとって、国内最大級の暗号資産プラットフォームを持つSBIグループは注目に値します。

R&D費18.5億円はほぼ全額が次世代事業セグメント、具体的にはバイオ・ヘルスケア領域(5-アミノレブリン酸を活用した医薬品開発、抗体医薬・核酸医薬の研究等)に充てられています(2025年3月期有報)。金融グループとしては珍しい研究開発投資です。

3つの賭けの全体像を掴んだところで、次はSBIが有報で正直に開示しているリスクと課題を見ていきます。投資戦略の裏側にある「賭けの不確実性」を理解することで、面接で「リスクをどう見ますか」と聞かれた時にも自分の言葉で答えられるようになります。

SBIが自ら語るリスクと課題|PRでは絶対に出ない情報

有報のリスク情報欄とは、企業が法的義務として自らの経営リスクを開示するセクションです。このセクションでは、SBIホールディングスが有報で開示している3つの注目リスクを確認します。読み終えると、SBIグループの「攻め」の戦略と「守り」の課題の両面を理解した上で、キャリア判断ができるようになります。

SBIが有報で開示するリスク──1.多角化・統合リスク、2.キーパーソン依存、3.新規事業の収益化リスク

リスク1: 多角化・統合リスク|5事業セグメントの複雑性

有報のリスク項目で「複数事業領域への事業展開に伴うリスク」を記載しています(2025年3月期有報)。金融・暗号資産・バイオ・メディアと全く異なる業界に同時に事業を展開しており、「様々な事業環境における変化をモニタリングし、適切な戦略を持って対応できるよう、リソースを配分する必要がある」と自ら認めています。

M&Aも積極的で、「買収先企業の統合が困難」「期待される成果が得られない可能性」を明記しています(2025年3月期有報)。連結従業員19,156名を擁する巨大グループの管理は容易ではなく、事業領域が広い分、配属先によって仕事内容が大きく異なる可能性があります。「SBIに入社する」と言っても、証券・銀行・保険・暗号資産・バイオのどの領域で働くかで全く別のキャリアになります。

リスク2: キーパーソン依存|北尾吉孝氏への経営集中

有報のリスク項目で「当社代表取締役である北尾吉孝とその他のキーパーソンのリーダーシップに依存しており、現在の経営陣が継続して当企業グループの事業を運営できない場合、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります」と明記しています(2025年3月期有報)。

創業者であるトップへの依存は、迅速な意思決定というメリットの裏返しです。4つのDNA(起業家精神・スピード重視・イノベーション促進・自己進化)に代表されるトップダウン型の経営スタイルは、スピード重視の企業文化につながります。しかし経営方針が創業者個人のビジョンに強く紐づいている点は、入社前に理解しておくべき要素です。

リスク3: 新規事業の収益化リスク|次世代事業△99億円の赤字

「新産業クリエーターを目指す」経営理念のもと新規事業を積極展開しています。しかし「初期投資に見合うだけの十分な収益を将来において計上できない場合」の可能性を自ら認めています(2025年3月期有報)。次世代事業セグメントは99億円の赤字を計上しており、バイオ・ヘルスケア事業やWeb3関連事業の収益化にはまだ時間がかかる見通しです。

この不確実性を「チャンス」と捉えるか「リスク」と捉えるかが、SBIグループとの相性を測る一つの判断材料になります。新規事業への配属はチャレンジングです。ただし事業継続の判断が変わる可能性もあります。→ 有報のリスク情報の読み方ガイドで読み解き方を確認できます。

リスクを理解した上で、次は自分のキャリア志向とSBIグループの方向性が合うかどうかを判断していきます。

あなたのキャリアとマッチするか

キャリアマッチとは、自分の志向と企業の方向性の一致度です。このセクションでは、SBIグループの投資方針から逆算した「合う人・合わない人」の具体像、従業員データ、他社比較を整理します。読み終えると、SBIグループがあなたのキャリア志向に合うかどうかを判断できるようになります。

SBIの方向性に合う人・合わない人

合う人

  • 変化のスピードが速い環境でチャレンジしたい人(4つのDNA: 起業家精神・スピード重視・イノベーション促進・自己進化)
  • テクノロジー×金融のキャリアに興味がある人(設備投資の78%がIT関連)
  • グループ全体の企業生態系の中で幅広い経験を積みたい人(5セグメント・連結19,156人)
  • デジタルアセット・暗号資産・Web3.0領域に関心がある人

合わない人

  • 安定・保守的な企業文化を求める人(平均勤続5.7年・トップダウン型経営) → 野村ホールディングスの有報分析
  • 一つの専門領域を深く極めたい人(事業領域が広く配属先が読めない) → 大和証券の有報分析
  • 創業者への依存が気になる人(北尾氏への依存リスクが有報に明記)

従業員データ

項目データ補足
連結従業員数19,156人5セグメントにまたがる巨大グループ
親会社単体351人持株会社のため少数精鋭
平均年齢40.4歳持株会社単体の数値
平均勤続年数5.7年金融業界としては短い水準
平均給与976.9万円持株会社単体(351人)の数値
出典: SBIホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)従業員の状況

平均勤続年数5.7年は金融業界としては短い水準です。これは変化の速さ・人材の流動性の高さを反映していると考えられます。平均給与976.9万円は持株会社単体(351人)の数値であり、SBI証券やSBI新生銀行などグループ各社の水準とは異なります。企業文化や職場の雰囲気の詳細は有報では把握できないため、OpenWorkなどの口コミサイトやOB・OG訪問で補完してください。

証券業界3社比較

項目SBIホールディングス野村ホールディングス大和証券グループ本社
収益規模1兆4,437億円1兆8,925億円6,460億円
戦略の軸総合金融プラットフォーム証券専門性+海外展開ウェルスマネジメント+安定収益
IT投資725億円-381億円
平均勤続年数5.7年4.4年(HD)13.7年
出典: 各社有価証券報告書(2025年3月期)

野村ホールディングスの有報分析と比較すると、野村は証券業務の専門性と海外展開を軸にする一方、SBIはグループ全体の企業生態系で顧客のライフタイムバリューを最大化する戦略をとっています。証券業務を深く極めたいなら野村や大和、金融を起点に多領域でチャレンジしたいならSBIという選択軸が見えてきます。

今から学ぶべき分野

SBIグループの投資方向性から逆算すると、以下の知識が面接での差別化につながります。

学ぶべき分野理由関連する賭け
FinTech・デジタルアセットの基礎暗号資産・ステーブルコイン・セキュリティトークンはSBIの成長領域賭け3
銀行業務の基礎と金利の仕組み第4のメガバンク構想が最大の注力領域。金利上昇の影響理解は必須賭け1
SBIグループの企業生態系の全体像グループ会社間シナジーの理解で面接に圧倒的な差がつく全体
これらの知識は有報から企業の経営戦略を読む方法で学べます

キャリアマッチを考えたところで、最後に面接で使える有報の具体的なポイントを整理します。

面接で使える有報ポイント

面接での有報活用とは、企業の法定開示データを使って志望動機や逆質問に具体性を持たせることです。このセクションでは、SBIの有報から引用できるポイントを整理します。読み終えると、面接で「この学生は本気で調べている」と思わせる発言が準備できます。

志望動機での活用

プラットフォーム戦略に注目する切り口:

「御社の有報を拝見し、ゼロ革命後もグループ全体の収益が前期比19.3%増の1兆4,437億円に達している点に注目しました。手数料を犠牲にしてでもプラットフォームの顧客基盤を拡大し、多角化収益で補う戦略の実行力に共感しています」(2025年3月期有報の経営方針より)

第4のメガバンク構想に注目する切り口:

「新中期ビジョンで連結税引前利益5,000億円・顧客基盤1億件を目標に掲げ、SBI新生銀行を中核とした第4のメガバンク構想を推進されている点に注目しました。公的資金の完済という節目を経て、銀行事業をスケールさせる戦略に携わりたいと考えています」(2025年3月期有報の経営方針より)

テクノロジー投資に注目する切り口:

「設備投資935億円のうち725億円が金融サービス事業のシステム開発に充てられている点から、御社がテクノロジーカンパニーとしての側面を持つことに気づきました。IT投資比率78%という数字は、金融×テクノロジーのキャリアを志向する自分にとって最も魅力的な環境です」(2025年3月期有報の設備投資概要より)

逆質問で使えるネタ

「公的資金完済後の第4のメガバンク構想で、若手社員がSBI新生銀行や地域金融機関との連携業務に携わる機会はどの程度ありますか?」

「新中期ビジョンで海外事業比率30%を目標に掲げていますが、新卒採用の海外配属の可能性やグローバル人材の育成方針を教えてください」

「ネオメディア生態系の構築という新たな方針について、どのような人材を求めていますか?」

まとめ

SBIホールディングスの有報からは、「ネット証券最大手」というイメージとは異なる3つの経営の賭けが浮かび上がります。

賭け根拠データ就活生への含意
第4のメガバンク構想金融サービス事業税引前利益2,253億円、設備投資725億円銀行業務への配属可能性が高まっている
ゼロ革命とプラットフォーム拡大収益1兆4,437億円(前期比19.3%増)、IT投資725億円テクノロジー×金融の人材需要が高い
デジタルスペース生態系暗号資産利益212億円(前期比152%増)、USDC国内初取扱デジタルアセット領域の新キャリアパス
出典: SBIホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)

収益は1兆4,437億円に達し、新中期ビジョンでは税引前利益5,000億円・顧客基盤1億件を目指しています。「金融を核に金融を超える」という経営理念を本気で実行するスピード感と、それに伴う不確実性(キーパーソン依存・多角化リスク・次世代事業の赤字)の両方を理解した上でキャリア選択をすることが重要です。

次に読むべき記事:

当記事は有価証券報告書の公開データに基づく企業分析であり、投資勧誘を目的としたものではありません。

SBIホールディングスの面接対策を見る

有報データから逆算した志望動機・ガクチカの組み立て方

金融の他社分析

金融の全記事を見る →

関連記事

次に読む

よくある質問

SBIホールディングスの有報で最も注目すべきポイントは?

5つのセグメントのうち金融サービス事業の税引前利益が2,253億円で全体の約73%を占めている点です。「SBI=ネット証券」のイメージとは異なり、銀行事業の利益寄与が大きい総合金融グループに変貌していることが有報から明確に読み取れます(2025年3月期有報に基づく)。

SBI証券の手数料無料化(ゼロ革命)で経営は大丈夫?

ゼロ革命後もグループ全体の収益は前期比19.3%増の1兆4,437億円、税引前利益は前期比99.4%増の2,822億円と大幅な増収増益を達成しています。手数料収入の逸失を信用取引・投信残高・FX収益等の多角化収益で補完するプラットフォーム戦略が機能しています(2025年3月期有報に基づく)。

SBIの暗号資産事業の規模は?

暗号資産事業セグメントの収益は806億円、税引前利益は212億円で前期比152%増と急成長しています。米Circle社との提携でUSDC(米ドル建てステーブルコイン)の国内初取り扱いも開始しており、デジタルアセット領域への本気度がうかがえます(2025年3月期有報に基づく)。

SBIホールディングスに向いている就活生は?

変化のスピードが速い環境でチャレンジしたい人、テクノロジー×金融のキャリアに興味がある人に向いています。設備投資の78%がIT関連で、テクノロジーカンパニーとしての側面が非常に強い企業です。一方、平均勤続年数5.7年が示すように安定志向の人には合わない可能性があります(2025年3月期有報に基づく)。

SBIと野村證券・大和証券の違いは有報から分かる?

SBIは設備投資935億円のうち725億円をIT投資に集中させるテクノロジー主導型で、銀行・保険・暗号資産と事業多角化が進んでいます。野村HDは証券業務の専門性と海外展開、大和証券はウェルスマネジメントと安定収益基盤に軸足を置いており、アプローチの違いは明確です(2025年3月期有報に基づく)。

企業名

SBIホールディングス

業種

証券・金融

証券コード

8473

対象事業年度

2025年03月期

分析してほしい企業はありますか?

リクエストの多い企業から優先的に記事を作成します。

企業をリクエストする →