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面接対策 面接対策 2025年03月期期

【26年5月最新】博報堂DYHDのES・面接対策|求める人物像と組み立て方

最終更新: 約21分で読了
#博報堂DYホールディングス #面接対策 #有価証券報告書 #就活 #志望動機 #ガクチカ #自己PR #広告

この記事のデータは博報堂DYホールディングスの有価証券報告書(2025年03月期)に基づいています。 有報データの面接活用法の基本は面接で差をつける企業分析|有報データの活用術で押さえておくと、この記事がさらに活きます。

面接前夜のあなたへ。「なぜ博報堂DYか」「ガクチカをどうつなげるか」「逆質問で何を聞くか」を、有報の数字を使って30秒で話せる答えを上から並べました。スクロールしながら読めば、明日の面接でそのまま声に出せる形になっています。

表面的な「電通の対抗グループ」「広告に興味がある」というキーワードでは、面接官は「会社の名前で選んだ学生」と判断します。国内収益72.9%、Hakuhodo DY ONE設立(2024年4月)、博報堂×DYメディアパートナーズ統合(2025年4月)、HAKUHODO ITTENI・BRIDGE営業開始(2025年4月)といった24か月で4つの組織再編を入れ、自分のガクチカと接続することで初めて、面接で評価される志望動機になります。

博報堂DYHDの面接で30秒で話す|3つの答え

面接で聞かれたら使う軸30秒で言うなら
なぜ博報堂DYHDか?国内72.9%基盤・生活者発想・攻めの構造変革博報堂DYHDを志望する理由は、有報を読むと国内収益72.9%の安定基盤の上で、Hakuhodo DY ONE設立・博報堂×DYメディアパートナーズ統合・HAKUHODO ITTENI/BRIDGE設立という24か月で4つの組織再編が進み、生活者データドリブンのフルファネルマーケティングへ攻めの構造変革を仕掛けていると確認できるからです。電通のIGS型ではなく『生活者発想で問いを立てる』思想に共感し、御社を志望しています。
ガクチカをどうつなげる?生活者発想 × 個の判断 × 仕組みへの変換私のガクチカは、表面の数字ではなく現場で生活者の声を集め、自分の判断で運営の仕組みを変えた経験です。これは御社が有報で示す『生活者データを起点にしたフルファネルマーケティング』の発想と重なります。チームで動きながらも『生活者の声を仕組みに変える』プロセスを、Hakuhodo DY ONEや博報堂統合で実装中の現場で広げたいと考えています。
逆質問で何を聞く?中期計画6領域 × 新卒のキャリアパス × HAKUHODO ITTENI/BRIDGE一次面接で安全に使える逆質問は、中期経営計画の6つの事業領域のうち、HAKUHODO ITTENI・HAKUHODO BRIDGEが2025年4月に営業を開始したテクノロジー・コンサルティング領域への新卒配属の可能性と必要なスキルセットを聞く形です。中期計画と新会社の数字を正確に引用するため、人事担当が答えやすい質問になります。

この表は記事の各セクションを上から読むことで根拠が積み上がる構成です。詳細を読まずに表だけコピペして使うと深掘り質問で詰まるので、面接前にスクロールして根拠まで通読してください。

有報が示す博報堂DYHDの方向性

博報堂DYHDの方向性

博報堂DYHDは『広告業』を一つの報告セグメントに集約しているため、表面の決算数値だけでは事業の重心が見えにくい設計になっています。手がかりは関連情報の地域別収益・経営方針・新会社設立の動きで、ここから3つの方向性が浮かび上がります。

デジタルマーケティング集約とフルファネル化

2024年4月にグループのデジタルマーケティングリソースとノウハウを集約した新会社『株式会社Hakuhodo DY ONE』を設立し、2025年4月には株式会社博報堂と株式会社博報堂DYメディアパートナーズを統合してフルファネルマーケティング機能を高度化しました。生活者データプラットフォームをコアに『Human-Centered AI Institute』の研究成果を活用した『統合マーケティングプラットフォーム』の開発・実装を推進すると有報経営方針に明記されています。設備投資総額166億円は営業支援・経営管理機能の充実に充てられ、無形固定資産(ソフトウェア等)への投資を含みます。マスメディア広告は売上高の31%を依然として占めており、この重い構造を再編で組み替えていく文脈です(2025年03月期 経営方針・関連情報・設備の新設、除却等の計画)。

面接で使うなら:「広告に興味があります」では弱い。「Hakuhodo DY ONEと博報堂統合で実装中のフルファネル設計に、生活者発想を持ち込みたい」と言うと固有性が出る。

「広告に興味があります」はどの広告会社でも通用する一般的な志望表現です。Hakuhodo DY ONE設立(2024年4月)と博報堂×DYメディアパートナーズ統合(2025年4月)という固有の再編年月と『フルファネル設計』という有報表現を組み合わせると、有報を読み込んでいることと、電通とは違う博報堂DYの思想を理解していることが伝わります。

テクノロジー・ITコンサルティング領域への新規参入

中期経営計画では『マーケティング』『コンサルティング』『テクノロジー』『コンテンツ』『インキュベーション』『グローバル』の6つの事業領域を設定し、2032年3月期をターゲットにこれらの確立を目指すと有報に明記されています。2025年4月には、生活者発想に基づくデマンドチェーン革新を目指す新会社『株式会社HAKUHODO ITTENI』と、デジタル生活接点・体験の変革に向けデジタルサービスの開発・実装を担う新会社『株式会社HAKUHODO BRIDGE』が営業を開始しました。コマース領域を起点としたシステム・アプリ開発体制を強化し、ITコンサルティング領域への本格参入を行うとされています。広告業のR&D費は有報上null(該当記載なし)で、製造業やIT企業のような大規模研究開発投資はなく、新会社設立という形で実質的な事業投資をテクノロジー領域に振り向けている構図です(2025年03月期 経営方針)。

面接で使うなら:「DXに関わりたい」では弱い。「HAKUHODO ITTENI・BRIDGEの『広告会社×ITコンサル』で生活者発想×テクノロジーを実装したい」と言うと固有性が出る。

「DXに関わりたい」はアクセンチュアでもデロイトでも通用する一般的な表現です。HAKUHODO ITTENI(デマンドチェーン革新)・HAKUHODO BRIDGE(デジタルサービス開発)という新会社2社の役割と『広告会社×ITコンサル』という独自ポジションを引用すると、博報堂DY固有の差別化軸を理解していることが伝わります。

kyu構造改革とグローバル事業のリモデル

海外事業の核は戦略事業組織kyuで、IDEO(デザインシンキング)・Sid Lee(クリエイティブ)などの専門会社を傘下に持つネットワーク型の組織です。有報には2025年3月期を通じてkyuの構造改革(機能の統廃合と人的リソース再配分)に取り組み、固定費を中心とした費用削減で一定の成果が出始めたと記載されています。新たに『kyu Pulse』を組成し、マーケティングビジネスでシームレスなソリューション提供体制を構築するとともに、M&Aによる非連続な成長機会の探索を継続するとしています。海外有形固定資産は米国177億円・カナダ56億円・その他56億円で計288億円。連結577億円のうち49.9%を占めており、人と拠点は海外にも厚く配置されている一方、稼ぐ場所は明確に国内に重心があります(2025年03月期 経営方針・関連情報)。

面接で使うなら:「海外で働きたい」では弱い。「kyu傘下のIDEOやSid Leeのような尖った専門会社の連合体モデルで現地と国内をつなぎたい」と言うと固有性が出る。

「海外で働きたい」は電通や他のグローバル企業でも通用する表現です。kyu傘下のIDEO(デザインシンキング)・Sid Lee(クリエイティブ)という固有名と『個性ある専門会社の連合体』という博報堂DY固有の海外モデルを引用すると、電通の地域統合型とは違うアプローチを理解した上での志望だと伝わります。

見落とせない「変革期の-56.8%減益」

2025年3月期当期純利益は107.7億円と前年比-56.8%の大幅減益です。これは設備投資166億円・kyu構造改革・東京2020五輪独禁法事案の最高裁係争などが同時に進行する変革期の典型的な数字で、規模を維持しつつ次の収益構造を仕込むフェーズにあることを示しています(2025年03月期 主要な経営指標等の推移・経営方針)。「-56.8%減益=弱み」と単純に読むのではなく、攻めの構造変革に資金と組織を投入している会社だと理解した上で志望することが、面接で深さを示す前提になります。

MVVとの接続: グローバルパーパス「生活者、企業、社会。それぞれの内なる想いを解き放ち、時代をひらく力にする。Aspirations Unleashed」は、方向性1のフルファネル化(生活者起点)、方向性2のITコンサル参入(生活者発想×テクノロジー)、方向性3のkyu改革(個性ある専門会社の連合体)の3つすべてを貫く起点として機能しています。

数値の詳細な分析は博報堂DYホールディングスの企業分析記事で確認できます。

この方向性が求める人材像

博報堂DYHDが求める人材像

博報堂DYHDの3つの方向性から、「今どんな人材を求めているか」を逆算します。

3方向に共通して求められるのは、『生活者発想』に共感し、人間理解を起点に問いを立てられる素養です。連結従業員29,386名のうち多くが配属される事業会社(博報堂・大広・読売広告社・Hakuhodo DY ONE等)は個性ある中核会社の集合体で、電通の『One dentsu』型のような統合組織ではありません。多様な文化を受容しつつ、変革期-56.8%減益のダイナミズムを引き受けられる適応力が前提です(2025年03月期 関連情報・従業員の状況・経営方針)。

デジタルマーケ集約・フルファネル化が求める人材

デジタルマーケティング×データ分析×AIの掛け算で価値を生みたい人にとって、Hakuhodo DY ONEや統合直後の博報堂で生活者データプラットフォーム・統合マーケティングプラットフォームの実装に関わる若手のチャンスがあります。Google Analytics・SQL・Pythonの基礎、SEO/SEMやSNS広告運用の実践経験は、入社後に直接活きるスキルセットです。

テクノロジー・ITコンサル新規参入が求める人材

テクノロジー×広告で『生活者発想×IT』の新領域に挑みたい人材が求められます。HAKUHODO ITTENI(デマンドチェーン革新)・HAKUHODO BRIDGE(デジタルサービス開発)の立ち上げ期に関わるチャンスは、純粋ITコンサル(アクセンチュア・デロイト等)とは違うポジションでITコンサル経験を積みたい人に向いています。エンジニアリングスキルを持つ文系人材にとっても差別化要因になり得ます。

kyu構造改革・グローバル事業リモデルが求める人材

kyu傘下のIDEO・Sid Lee等の専門会社網で異文化マネジメントと専門性を磨きたい人にチャンスがあります。電通グループの地域統合型とは違う『個性ある専門企業の連合体』モデルで、海外配属を志向できる素養が問われます。ただし構造改革途上の組織は、配属の機会と整理対象になるリスクが共存する点を理解しておく必要があります。

ガクチカの切り取り方

博報堂DYHDのガクチカ切り取りマップ

ガクチカは「何をしたか」の事実より、「それをどう語るか」の切り取り方で印象が変わります。博報堂DYHDの方向性に合わせた切り取りの考え方を整理します。

ガクチカは以下の4ステップで組み立てると、博報堂DYHDの方向性と必ず接続できます。

  1. 自分が直面した課題 — 個人で何に困ったか(チームの困りごとではなく自分の課題)
  2. 自分が取った行動 — 何を判断し、どう動いたか(「みんなで頑張った」ではなく「自分は何をしたか」)
  3. 周囲や仕組みに起きた変化 — 数字または具体的事実で示せる変化
  4. その経験が、博報堂DYHDの方向性とどう重なるか — デジタルマーケ/ITコンサル/グローバルのどれかにつながるか

各方向性ごとに、この4ステップを80-120字に圧縮した例文を後述します。

デジタルマーケ集約・フルファネル化に合わせる

生活者の声を起点にメッセージや導線を再設計した経験を中心に語ります。

  • マーケティング活動 | 顧客調査から施策を組み立てた過程が、生活者データを起点にしたフルファネルマーケティングと重なる
  • SNS運用・コミュニティ運営 | ターゲットの反応を読み解いてコンテンツを設計した経験は、デジタルマーケの感覚と直結する
  • 広報担当の経験 | 受け手の声を踏まえてメッセージを変えた経験は、Hakuhodo DY ONEのデジタルマーケ集約と接続できる

例文(デジタルマーケ集約・フルファネル化 × ガクチカ80-120字):「私はゼミ広報担当として、参加率の低下に対し学生15名へのヒアリングからメッセージと申込導線を再設計し、応募率を約2倍へ伸ばしました。この経験は、御社が有報で示す『生活者発想を起点にしたフルファネルマーケティング』の方向性と重なります。」

「生活者の声を聞き、メッセージや導線を変えた」プロセスがあれば、Hakuhodo DY ONEのデジタルマーケ集約と接続できます。

テクノロジー・ITコンサル新規参入に合わせる

仕組みを設計し、デジタル化で成果を出した経験が響きます。

  • プログラミング・データ分析 | 自分でツールを組んで業務を改善した経験は、HAKUHODO BRIDGEのデジタルサービス開発と接続する
  • 業務改善・運用フローのデジタル化 | 要件定義から実装まで一貫して進めた経験は、HAKUHODO ITTENIのデマンドチェーン革新の感覚と重なる
  • 技術ボランティア・ハッカソン | 短期間で形にした経験は、テクノロジー領域の立ち上げ期に必要なスピード感の証明になる

例文(テクノロジー・ITコンサル新規参入 × ガクチカ80-120字):「私はサークルで申込・運営フローのデジタル化に取り組み、要件定義から実装テストまで一貫して進め、運営工数を約30%削減しました。この経験は、御社が『HAKUHODO ITTENI・BRIDGEで生活者発想×テクノロジーに挑む』方向性と重なります。」

『広告会社×ITコンサル』の独自ポジションでは、純粋なエンジニアリングスキルだけでなく、生活者発想を技術に翻訳できる視点が問われます。

kyu構造改革・グローバル事業リモデルに合わせる

異文化環境で信頼関係を構築した経験が有効です。

  • 留学先での共同プロジェクト | 異なる価値観のメンバーと成果を出した経験は、kyu傘下の専門会社網と連携する素養と重なる
  • 国際ボランティア | 言語や文化の壁を越えて信頼関係を築いた過程を、グローバル事業展開に必要な素養として語れる
  • 外国人チームメイトとの協働 | 日常的に異文化環境で動いた経験は、IDEO・Sid Lee等の専門会社網との接続力の証明になる

例文(kyu構造改革・グローバル事業リモデル × ガクチカ80-120字):「私は留学先のチームプロジェクトで文化背景の異なるメンバーと毎週個別に対話する仕組みを作り、停滞していた議論を進めて学内コンペで上位入賞しました。この経験は、御社の『kyu傘下の専門会社網と連携するグローバル事業リモデル』の方向性と重なります。」

電通グループの地域統合型ではなく『個性ある専門会社の連合体』というモデルに共感できるかが、博報堂DYHDのグローバル志望の分岐点になります。

共通ポイント: いずれの場合も、「生活者の声を仕組みに変えた」プロセスを共通軸に置くことが大切です。生活者発想を共通価値観とする中核会社の集合体では、技術や言語の差異を超えて『人間理解を起点に問いを立てる』素養が強く求められます。「チームで頑張った」だけではなく、「生活者の何に着目し、自分は何を変えたか」を明確に示しましょう。

自己PRの組み立て方

自己PRは「あなたの強み」と「博報堂DYHDの方向性」の交差点を見つけることから始まります。

3ステップで組み立てる

  1. 強みを一言で定義する — 例: 「生活者の声を聞き、メッセージや仕組みに変える力」
  2. 裏付けるエピソードを選ぶ — ガクチカと重なってもOK。具体的な数字や変化を含めると説得力が増します
  3. 博報堂DYHDの方向性と接続する — 有報データを使って「なぜ博報堂DYで活かせるか」を示す

ステップ3の具体例:

「この力は、御社の中期経営計画で6つの事業領域のうちマーケティング・コンサルティング・テクノロジーの3領域を重点として位置づけている方針と通じると考えています。Hakuhodo DY ONEや統合直後の博報堂で、生活者データを起点に『何を伝えるか』を組み立てる現場に、自分の強みを活かしたいと考えています。」

博報堂DYHDの組織文化を理解する

連結従業員数29,386名のうち、有報で開示されている持株会社単体は174名の少数精鋭で、平均年齢41.4歳・平均勤続年数12.8年・平均年間給与1,092万円(2025年3月期、基準外賃金及び賞与含む)です。ただし就活生の多くが配属される事業会社(博報堂・大広・読売広告社・Hakuhodo DY ONE等)の待遇は別途確認が必要で、持株会社の数字をそのまま自分の年収イメージにしないことが重要です。「中核会社の集合体」という構造を理解した上で、配属先の文化に合わせた自己PRを組み立てると深さが出ます。

人的資本の取り組みを活用する

博報堂DYHDは生活者発想を共通価値観に置きつつ、各中核会社の個性を活かす人的資本戦略を進めています(2025年03月期 経営方針・人的資本)。

  • 中核会社(博報堂・大広・読売広告社・Hakuhodo DY ONE等)の多様な文化を尊重する人材育成
  • 生活者データドリブンのスキル開発(Human-Centered AI Instituteの研究知見の活用)
  • グローバルパーパス『Aspirations Unleashed』を全社で共有する取り組み

自己PRの中で『生活者発想』というグループ共通の価値観への共感を示しつつ、自分が貢献したい中核会社・領域を明確にすると、印象が一段強くなります。

志望動機|なぜ博報堂DYHDか

志望動機は「なぜ広告業界か」と「なぜ博報堂DYHDか」の2段構えで組み立てます。

「なぜ広告業界か」の組み立て

生活者と企業をつなぐコミュニケーション設計を仕事にできること、テクノロジーとクリエイティビティの両方を扱えること、複数の業界の課題に横断的に関われること、を簡潔に述べます。ここは深掘りしすぎず、次の「なぜ博報堂DYHDか」に重点を置きます。

「なぜ博報堂DYHDか」を他社との違いで示す

なぜ博報堂DYHDか|他社との違い

ここで他の広告・コンサル・デジタル企業との違いを有報データで示せるかが勝負どころです。

電通グループとの違い

電通グループは海外比率約60%でグローバルM&A中心の『One dentsu』統合型を志向し、IGS(統合グロースソリューション)が看板です。博報堂DYHDは国内収益72.9%基盤型で『生活者発想』を起点に組み立てる思想が看板で、戦略フェーズも対照的です。電通は海外のれん減損後の事業立て直し(守り)に対し、博報堂DYHDは新会社設立とITコンサル参入による攻めの構造変革のフェーズ。グローバルキャリア志向なら電通、生活者発想に共感するなら博報堂DYHDという選び分けです。

電通総研との違い

電通総研は電通グループ傘下のITコンサル・SI企業で、システム開発と業務コンサルが主軸です。博報堂DYHDのHAKUHODO ITTENI・HAKUHODO BRIDGEは『広告会社×ITコンサル』の異色ポジションで、生活者発想を起点にしたデマンドチェーン革新やデジタルサービス開発を志向します。純粋なITコンサル・SIなら電通総研、生活者発想×ITコンサルなら博報堂DYHDの新会社2社という違いがあります。

サイバーエージェントとの違い

サイバーエージェントはインターネット広告事業に加えメディア・ゲーム事業を持つ垂直統合型のデジタル企業で、子会社含めグループ連携が密な統合組織です。博報堂DYHDは博報堂・大広・読売広告社・Hakuhodo DY ONEなど個性が異なる中核会社の集合体型で、運営思想が大きく違います。新規事業×インターネット軸ならサイバーエージェント、生活者発想×多核会社運営なら博報堂DYHDという選び分けです。

アクセンチュア・デロイトなどITコンサルとの違い

アクセンチュアやデロイトは『戦略×テクノロジー×インダストリー専門性』を軸にした純粋ITコンサルで、業界横断の標準化された方法論で価値を提供します。博報堂DYHDのHAKUHODO ITTENI・BRIDGEは『生活者発想を起点にしたデマンドチェーン革新/デジタルサービス開発』というポジションで、出発点が業界課題ではなく生活者の文脈にあります。ITコンサル業界そのものを目指すなら前者、生活者発想を起点にITコンサル領域に踏み出したいなら後者という違いです。

最終的に、グローバルパーパス「生活者、企業、社会。それぞれの内なる想いを解き放ち、時代をひらく力にする。Aspirations Unleashed」と『生活者発想』が、自分の価値観のどこと重なるかを言語化できると、志望動機に一本の軸が通ります。

30秒で言うなら|面接でそのまま使える志望動機

「博報堂DYHDを志望する理由は、有報を読むと国内収益72.9%の基盤上でHakuhodo DY ONE設立・博報堂統合・HAKUHODO ITTENI/BRIDGE設立という24か月で4つの組織再編が進み、生活者データドリブンのフルファネルマーケティングへ攻めの構造変革を仕掛けていると確認できるためです。私はゼミ活動で生活者の声から運営の仕組みを変えた経験があり、その思想を新領域の立ち上げ期で広げたいと考え御社を志望しています。」

これは型です。面接官の表情を見て、表面で止めるか、自分のガクチカに踏み込むかを判断してください。

博報堂DYHDの面接で差がつく逆質問

逆質問は「何を聞くか」で企業理解の深さが表れます。有報の記述を具体的に引用した質問は、面接官に強い印象を残します。

逆質問は面接の段階によって安全度が変わります。一次面接で『業務改善の指示が出るような質問』をすると先回りしすぎて警戒されることがあるため、以下のマップを目安にしてください。

博報堂DYHDの逆質問×面接段階 安全度マップ

」=どの面接官にも刺さる安全な質問。「」=面接官の役職・志望度合いを見て使う。「」=最終面接で「この学生は本気で考えている」と評価される深い質問。一次面接で使うとリスク。

1. 中期計画6領域×新卒のキャリアパスを問う

安全度: 高|一次〜最終全段階で使える

「中期経営計画で『マーケティング』『コンサルティング』『テクノロジー』『コンテンツ』『インキュベーション』『グローバル』の6つの事業領域を掲げ、2032年3月期をターゲットとされていますが、新卒入社の場合これらの領域に配属される可能性と必要なスキルセットを教えてください。」

この質問のポイント: 中期経営計画の6領域を正確に引用し、新卒のキャリアパスを聞くため、人事・採用担当が答えやすい質問です(2025年03月期 経営方針)。

2. Hakuhodo DY ONE×博報堂統合の現場変化を問う

安全度: 高|一次〜最終全段階で使える

「2024年4月のHakuhodo DY ONE設立、2025年4月の博報堂×DYメディアパートナーズ統合という2つの再編で、フルファネルマーケティングの高度化が現場レベルでどう変化していますか?」

この質問のポイント: 再編年月日を正確に引用し、現場の変化を聞く形で、有報を読み込んでいることを示しつつ実務イメージを引き出せます(2025年03月期 経営方針)。

3. HAKUHODO ITTENI/BRIDGE×生活者発想×ITを問う

安全度: 中|二次面接以降で使うと効果的

「HAKUHODO ITTENI・HAKUHODO BRIDGEが2025年4月に営業を開始されました。コマース領域起点のシステム・アプリ開発体制が、博報堂DYHDの『生活者発想』とどう接続して立ち上がっているのかを伺いたいです。」

この質問のポイント: 新会社2社の役割と『生活者発想』の接続を聞く専門的な質問で、二次以降で使うとITコンサル志向の深さが伝わります(2025年03月期 経営方針)。

4. kyu Pulse×グローバル専門会社網を問う

安全度: 中|二次面接以降で使うと効果的

「海外事業のkyu構造改革で、機能の統廃合と人的リソース再配分が進んでいると有報に明記されていますが、新たに組成された『kyu Pulse』がIDEO・Sid Lee等の専門会社網とどう連携していくのでしょうか?」

この質問のポイント: 海外戦略の細部を聞く深い質問で、海外志望の場合に二次以降で使うと刺さります(2025年03月期 経営方針・関連情報)。

5. 中期目標×減益期の捉え方を問う

安全度: 低|最終面接向け、深く考えていることが伝わる質問

「調整後のれん償却前オペレーティング・マージン13%以上、調整後売上総利益年平均成長率+5%以上を中期経営目標に掲げていらっしゃいますが、当期純利益107.7億円・前年比-56.8%という構造変革期の数字をどう捉え、次のステップにつなげる構想ですか?」

この質問のポイント: 中期目標と当期業績の差を直接引用する深い質問で、最終面接で『この学生は減益期の意味を読み解いている』と評価される類の問いになります(2025年03月期 経営方針・主要な経営指標等の推移)。

逆質問のさらに詳しい組み立て方は面接で差をつける企業分析|有報データの活用術で解説しています。

まとめ

博報堂DYHDの面接対策の核心は、有報が示す3つの方向性(デジタルマーケ集約・フルファネル化、テクノロジー・ITコンサル新規参入、kyu構造改革・グローバル事業リモデル)とグローバルパーパス『生活者、企業、社会。それぞれの内なる想いを解き放ち、時代をひらく力にする。Aspirations Unleashed』『生活者発想』から『求める人材像』を逆算し、ガクチカ・自己PR・志望動機を一貫したストーリーにすることです。

表面的な「電通の対抗グループ」ではなく、国内収益72.9%、Hakuhodo DY ONE設立(2024年4月)、博報堂×DYメディアパートナーズ統合(2025年4月)、HAKUHODO ITTENI・BRIDGE営業開始(2025年4月)という24か月で4つの組織再編を時系列で語ること。それが、面接官に「この学生は博報堂DYを理解している」と思わせる最短ルートです。

次のアクション:

本記事のデータは博報堂DYホールディングスの有価証券報告書(2025年03月期・EDINET)に基づいています。投資判断を目的としたものではありません。企業の将来の業績を保証するものではなく、最新情報は企業の公式IR資料をご確認ください。社風や職場の雰囲気、上司との関係性は有報ではわかりません。OpenWork等の口コミサイトやOB/OG訪問を併用して判断しましょう。

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よくある質問

博報堂DYHDの面接ではどんな人材が求められる?

有報の経営方針から逆算すると、デジタルマーケ集約・フルファネル化(Hakuhodo DY ONE設立・博報堂×DYメディアパートナーズ統合)、テクノロジー・ITコンサル新規参入(HAKUHODO ITTENI・BRIDGE設立)、kyu構造改革・グローバル事業リモデルの3方向に関心と素養がある人材が求められていると読み取れます。共通して『生活者発想』に共感し、変革期-56.8%減益のダイナミズムを引き受けられる人が前提です。

博報堂DYHDの面接で志望動機はどう作る?

「なぜ広告業界か」→「なぜ博報堂DYHDか」の2段構えで組み立てます。30秒で言うなら、国内収益72.9%、24か月で4つの組織再編、HAKUHODO ITTENI・BRIDGEの2025年4月営業開始など有報の固有指標を1つ入れ、自分のガクチカ1つに接続して『だから志望しています』で締める200字テンプレが面接で使いやすい型です。

博報堂DYHDの面接で逆質問は何が効果的?

面接段階によって安全度が違います。一次〜最終で安全に使えるのは『中期計画6領域×新卒のキャリアパス』『Hakuhodo DY ONE×博報堂統合の現場変化』系。最終面接では『中期目標×減益期の捉え方』が深い質問として刺さります。一次でいきなり中期目標と当期業績の差を問うと先回りしすぎと取られるリスクがあります。

博報堂DYHDの面接でガクチカはどう話す?

4ステップ(自分が直面した課題→自分が取った行動→周囲や仕組みに起きた変化→博報堂DYHDの方向性とどう重なるか)で組み立て、最後をデジタルマーケ/ITコンサル/グローバルのいずれかに接続します。共通して『生活者の声を仕組みに変えた』プロセスを示すことが、生活者発想を共通価値観とする中核会社の集合体で評価されます。

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