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【26年2月最新】りそなHDのES・面接対策|求める人物像と組み立て方

最終更新: 約13分で読了
#りそな #面接対策 #有価証券報告書 #就活 #志望動機 #ガクチカ #自己PR #銀行

りそなHDの面接対策で「メガバンクの一角」「公的資金注入の銀行」といった表面的なイメージで臨む就活生は少なくありません。しかし面接官が知りたいのは、りそなが今どこに向かっているかを理解し、そこに自分を重ねられるかどうかです。

この記事では、有価証券報告書が示すりそなの投資方向性と「リテールNo.1」のビジョンから「求める人材像」を逆算し、ガクチカ・自己PR・志望動機を一貫したストーリーにする方法を解説します。

有報が示すりそなの方向性

りそなが今どこに向かっているのか。有報の収益構造と中期経営計画から、3つの方向性が浮かび上がります。

リテール×信託・不動産一体モデル

りそなの最大の独自性です。信託報酬と役務取引等利益を合わせたフィー収益は2,279億円で4期連続過去最高を更新しました。信託関連業務は前期比57億円増加の442億円、不動産等の承継関連業務・法人ソリューション業務も幅広い領域で伸長しています(2025年03月期有報より)。

メガバンクと異なり、銀行・信託・不動産を1つの銀行内で一体提供できるビジネスモデルがりそな独自の強みです。信託併営銀行として、個人の資産承継から法人の事業承継まで、ワンストップでソリューションを提供できます(2025年03月期有報より)。

金利上昇の追い風を最大活用

国内預貸金利益は前期比177億円増加し3,499億円に達しました。貸出金残高は前期比1兆7,887億円増の44兆5,345億円、貸出金利回りは前期比+8bps上昇しています。日銀の利上げ(政策金利0.5%、17年ぶり水準)を追い風に、リテール特化の預貸構造が金利上昇局面で大きく恩恵を受ける構造です(2025年03月期有報より)。

首都圏×関西圏の二大拠点体制

2024年4月に関西みらいFGとの吸収合併を実施し、報告セグメントを再編しました。連結総資産77兆3,708億円、預金63兆4,184億円、貸出金44兆5,345億円。首都圏(りそな銀行・埼玉りそな銀行)と関西圏(関西みらい銀行・みなと銀行)の二大営業基盤を統合し、リテール銀行グループとしての規模を拡大しています(2025年03月期有報より)。

見落とせない国内特化のリスク

経常収益の90%以上が国内であり、海外事業はほぼゼロです。人口減少・地方経済の縮小が長期的な収益基盤を脅かす可能性があります。また不動産業向け貸出が全体の約22%(9兆8,600億円)と集中度が高く、不動産市況の悪化が与信費用に直結するリスクもあります(2025年03月期有報「事業等のリスク」)。こうしたリスクの詳細はりそなの企業分析記事で深掘りしています。金融業界全体のリスク比較は金融業界の有報比較も参照してください。

MVVとの接続: 「リテールNo.1」のビジョンは3方向すべてに接続しています。信託・不動産一体モデルはリテールサービスの「質」の向上、金利上昇活用は預貸ビジネスの「量」の拡大、二大拠点体制はリテール基盤の「面」の拡大です。

数値の詳細な分析はりそなの企業分析記事で確認できます。

この方向性が求める人材像

有報が示す3つの方向性から、りそなHDが求める人材像を逆算します。

方向性根拠データ求める人材像
信託・不動産一体フィー収益2,279億円(4期連続最高)、信託関連442億円(2025年03月期)銀行業務にとどまらず信託・不動産・承継まで学び、包括的な提案をしたい人材
金利上昇活用預貸金利益3,499億円(+177億円)、貸出金44.5兆円(2025年03月期)国内リテールの最前線で預金獲得・貸出営業のプロとして成長したい人材
二大拠点体制関西みらいFG統合、総資産77.4兆円(2025年03月期)首都圏・関西圏で地域に根ざした金融キャリアを築きたい人材

3方向に共通して求められるのは、「メガバンクに入れなかったから」ではなく「リテール×信託一体モデルに共感したから」と明確に語れることです。純利益2,133億円・ROE 9.3%(中計目標8%を超過達成)を実現し、2015年に公的資金を完済済み。再建から成長フェーズに入った企業です(2025年03月期有報より)。

信託・不動産が求める人材

銀行員でありながら信託・不動産・承継コンサルティングの専門性を身につけられる環境は、メガバンクでは得にくいりそな独自のキャリアです。個人の資産承継、法人の事業承継、不動産の有効活用まで、顧客のライフステージ全体をカバーする提案力が求められます。ただし、不動産業向け貸出が全体の約22%(9兆8,600億円)と集中度が高く、不動産市況の悪化が与信費用に直結するリスクがあります(2025年03月期 事業等のリスク)。

リテールバンキングが求める人材

金利上昇局面は、預金獲得と貸出営業の両面でリテールバンカーの腕が試される時期です。国内預貸金利益の177億円増加は、りそなのリテール特化構造が金利正常化の恩恵を最大に受けていることを示しています。一方、金利が低下に転じた場合は預貸金利益が直撃を受ける構造であり、有価証券ポートフォリオでも債券関係損益は386億円の損失を計上しています(2025年03月期 事業等のリスク)。地道に顧客との信頼関係を築き、長期的な関係構築ができる人材が求められます。

二大拠点体制が求める人材

関西みらいFGとの統合により、首都圏だけでなく関西圏でのキャリアも視野に入ります。グループ統合に伴う組織再編・業務効率化・シナジー創出に前向きに取り組める人材が求められます。ただし、経常収益の90%以上が国内であり海外事業はほぼゼロのため、人口減少・地方経済の縮小が長期的な収益基盤を脅かすリスクがあります(2025年03月期 事業等のリスク)。地域経済への貢献意識が志望動機の軸になります。

ガクチカの切り取り方

同じ経験でも、りそなのどの方向性に寄せるかで「切り取り方」が変わります。

信託・不動産に合わせる

顧客に寄り添い、包括的な提案をした経験を中心に語ります。

  • 相談対応・カウンセリング経験 | 相手のニーズを深く聞き出し、最適な提案を行った経験が信託・承継コンサルティングと接続する
  • ゼミ研究(法律・税務・不動産) | 相続・不動産関連の知識は信託併営銀行のビジネスモデルと直接接続する
  • ファイナンシャルプランナー資格の学習 | 個人の資産形成・承継への関心を具体的に示せる

「一人ひとりの課題に向き合い、専門知識で解決した」構造が最も響きます。りそなの信託併営銀行モデルは「銀行×信託×不動産」のワンストップ提案が強みであり、「複数の選択肢を整理して最適解を導いた」経験があれば、このモデルとの親和性を自然に示せます。

リテールバンキングに合わせる

地道に信頼関係を築いた経験を中心に語ります。

  • 接客・営業のアルバイト | 顧客との長期的な信頼関係構築の経験は、リテールバンキングの本質と直結する
  • サークル・部活の後輩指導 | 一人ひとりに合わせた対応で成果を出した経験は、個人顧客への提案力と接続する
  • 地域密着型の活動 | 地域のニーズを把握し、継続的に関わった経験はリテール営業の姿勢と接続する

「数字だけでなく、人と向き合った」経験を重視してください。りそなの「リテールNo.1」は規模ではなく顧客との関係の深さで勝負する戦略であり、「長期的に信頼を積み重ねた」エピソードが最も効果的です。

二大拠点体制に合わせる

地域貢献や組織統合に取り組んだ経験を中心に語ります。

  • 地域活性化プロジェクト | 地域経済への貢献意識がりそなの「地域密着」と直結する
  • 組織統合・チーム間連携の経験 | 異なる文化を持つチームの統合に関わった経験は、関西みらい統合の当事者意識と接続する
  • 首都圏・関西圏での生活経験 | 二大拠点体制への理解を自然に示せる

「地域に根ざして価値を生む」視点がポイントです。2024年の関西みらいFG統合は組織の「面」を広げる経営判断であり、「複数の拠点・組織を横断して動いた」経験があれば二大拠点体制のシナジー創出と自然に接続できます。

共通ポイント: りそなは「メガバンクの下位互換」ではなく、信託・不動産一体の独自モデルを持つリテール特化銀行です。ガクチカでも「規模の大きさ」ではなく「一人ひとりへの深い関わり」を軸にすると、りそなの方向性と自然に接続します。

自己PRの組み立て方

自分の強みとりそなの方向性の交差点を見つけることが自己PRの核です。

3ステップで組み立てる

  1. 強みを一言で定義する — 例: 「顧客の本当のニーズを引き出す傾聴力」「複雑な情報を整理し最適解を提案する力」
  2. 裏付けるエピソードを選ぶ — ガクチカと重なってもOK。具体的な数字や変化を含める
  3. りそなの方向性と接続する — 有報データを使って「なぜりそなで活かせるか」を示す

ステップ3の具体例:

「私の強みは相手の本当のニーズを引き出し、最適な提案につなげる力です。御社の有報でフィー収益が4期連続過去最高の2,279億円を達成したことを知りました。銀行・信託・不動産を一体で提供する御社のモデルでは、お客様のニーズを包括的に把握する力が不可欠であり、この強みを活かせると考えています。」

りそなの組織文化を理解する

項目データ(2025年03月期)
従業員数(連結)20,174名
従業員数(HD単体)1,974名
平均年齢44.9歳
平均勤続年数15.0年
平均年間給与約889万円

(出典: 2025年03月期有報「従業員の状況」)

HD単体1,974名で連結20,174名を統括する構造は、持株会社としてグループ戦略の立案と銀行間のシナジー創出を担う少数精鋭体制を意味します。メガバンクと比べ従業員規模は小さいですが、その分一人ひとりが顧客と深く関わる「リテール密着型」のキャリアが特徴です。公的資金注入からの再建を経て、ガバナンス改革を先駆的に実施(指名委員会等設置会社への移行等)してきた歴史があります。ROE 9.3%で中計目標8%を超過達成し、成長フェーズに入っています。この「再建から成長へ」の文脈を理解した自己PRが効果的です。

人的資本の取り組みを活用する

  • 信託併営銀行の人材育成(銀行×信託×不動産のクロスセル人材育成。「幅広い専門性への意欲」をPRに接続できる)
  • ガバナンス改革の先駆者(指名委員会等設置会社。「健全な組織への貢献」姿勢を示せる)
  • 関西みらいFG統合後の人材交流(首都圏×関西圏のシナジー。「組織統合への前向きさ」を示せる)

志望動機|なぜりそなか

「なぜ銀行か」の組み立て

銀行は個人の資産形成から企業の設備投資まで、経済活動のあらゆる場面を支える社会インフラです。ただし「なぜ銀行か」はどの銀行でも使える話なので、りそなHDの志望動機では「なぜりそなか」に重点を置きましょう。

「なぜりそなか」を他社との違いで示す

面接で最も差がつくのがこのパートです。

比較対象相手の特徴りそなの差別化ポイント
三菱UFJ海外展開・大型案件が強み海外ほぼゼロの国内リテール特化。信託・不動産一体提供が独自
三井住友法人営業の効率性に強み個人・中小企業への深いコンサルとフィー収益2,279億円で差別化
みずほ銀行×信託×証券の連携1つの銀行内で信託・不動産を一体提供。グループ間連携ではなく行内完結
地方銀行特定地域に特化首都圏×関西圏の二大都市圏営業基盤+信託・不動産の専門性

三菱UFJは海外展開・大型案件で強みを持つメガバンクです。りそなは海外事業がほぼゼロで国内リテールに完全特化しており、信託・不動産を銀行内で一体提供できる点がメガバンクにはない独自性です。「海外よりも国内の個人・中小企業に深く寄り添いたい」という志望動機はりそなで説得力を持ちます。

みずほは銀行×信託×証券のグループ連携が特徴ですが、りそなは信託併営銀行として1つの銀行内で信託・不動産を一体提供する点が異なります。「グループ間の連携」ではなく「行内完結の一体提供」は、顧客にとってよりシームレスなサービスになります。

地方銀行は特定地域に特化していますが、りそなは首都圏と関西圏という二大都市圏を営業基盤に持ち、信託・不動産の専門性も兼ね備えています。「地域密着」と「専門性」の両立がりそなの差別化です。

ESでの表現を磨きたい方は有報データをESに活かす方法も参照してください。

同業他社の面接対策も確認しておくと、「なぜりそなか」の答えがさらに研ぎ澄まされます: 三菱UFJの面接対策 / 三井住友銀行の面接対策 / みずほの面接対策

りそなの面接で差がつく逆質問

逆質問は企業理解の深さが最も表れるパートです。

1. 信託・不動産への若手関与

「有報でフィー収益が4期連続過去最高の2,279億円と確認しました。信託・不動産一体モデルの中で、新卒が早期に関われる領域はどこですか?」

この質問のポイント: フィー収益の具体的な金額と成長トレンドを示した上で、自分のキャリアパスを聞いています。りそなの最大の独自性に切り込む質問です(2025年03月期有報より)。

2. 金利低下リスクへの備え

「金利上昇で預貸金利益が177億円増加していますが、将来金利が低下に転じた場合の収益構造への影響をどう見ていますか?」

この質問のポイント: 金利上昇が追い風である事実を理解した上で、長期的なリスクについても考えていることを示す質問です。リテール特化構造の構造的リスクを理解していることが伝わります(2025年03月期有報より)。

3. 関西みらい統合のシナジー

「2024年4月の関西みらいFGとの統合後、首都圏と関西圏のシナジーとして具体的に進んでいる取り組みを教えてください。」

この質問のポイント: 統合という最新の経営判断を踏まえ、具体的な成果を聞く質問です。二大拠点体制の戦略的意義を理解していることが伝わります(2025年03月期有報より)。

4. 不動産与信集中の管理

「不動産業向け貸出が全体の約22%と有報で確認しました。与信ポートフォリオの分散についてどのようにお考えですか?」

この質問のポイント: リスク情報を読み込んでいることを示す質問です。不動産業への集中度22%という具体的な数字を引用することで、有報を深く分析していることが伝わります(2025年03月期有報より)。

5. メガバンクにはない価値

「りそなの信託・不動産一体モデルは、お客様からどのように評価されていますか?メガバンクにはない価値として実感されている場面を教えてください。」

この質問のポイント: 「なぜりそなか」の答えを面接官自身の言葉で聞く質問です。信託併営銀行としての独自性を実際の顧客接点から理解しようとする姿勢が伝わります(2025年03月期有報より)。

逆質問のさらに詳しい組み立て方は面接で差をつける企業分析|有報データの活用術で解説しています。

まとめ

りそなの面接では、「メガバンクの下位互換」というイメージを完全に覆す企業理解が問われます。フィー収益2,279億円(4期連続過去最高)の信託・不動産一体モデル、金利上昇で預貸金利益+177億円のリテール特化構造、首都圏×関西圏の二大拠点体制という3つの方向性から求める人材像を逆算し、ガクチカ・自己PR・志望動機を一貫したストーリーにすることで、他の就活生と明確に差別化できます。

有報の具体的な数字を使いこなすことが、面接官を説得する最短ルートです。「メガバンクに入れなかったから」ではなく「信託・不動産一体モデルに共感したから」と明確に語れるかが、合否を分けるポイントです。

次のアクション:

本記事のデータはりそなホールディングスの有価証券報告書(2025年03月期・EDINET)に基づいています。投資判断を目的としたものではありません。社風や職場の雰囲気、上司との関係性は有報ではわかりません。OpenWork等の口コミサイトやOB/OG訪問を併用して、実際の職場環境を多角的に確認することをお勧めします。

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よくある質問

りそなの面接ではどんな人材が求められる?

有報の投資方針から逆算すると、リテール×信託・不動産一体モデル(フィー収益2,279億円・4期連続過去最高)、金利上昇局面のリテールバンキング(預貸金利益+177億円)、首都圏×関西圏の統合リテール基盤の3方向に関心と素養がある人材が求められます。メガバンクとは異なる「リテールNo.1」の志向が問われます。

りそなの面接で志望動機はどう作る?

「なぜ銀行か」→「なぜりそなか」の2段構えで組み立てます。信託・不動産を一体で提供できる唯一の銀行グループという独自性と、フィー収益2,279億円(4期連続最高)の実績は、三菱UFJ(海外大型案件)やみずほ(銀行×信託×証券連携)との明確な差別化になります。

りそなの面接で逆質問は何が効果的?

フィー収益2,279億円を踏まえた信託・不動産領域への若手の関与、金利低下時の収益構造リスク、関西みらいFG統合後のシナジーなど、有報の具体的なデータを引用した質問が効果的です。

りそなの面接でガクチカはどう話す?

3方向に合わせて切り取ります。信託方向なら顧客に寄り添い包括的な提案をした経験、リテール方向なら地道に信頼関係を築いた経験、地域方向なら地域貢献に取り組んだ経験。共通して「一人ひとりに向き合い、最適解を提案した」構造を示すことが重要です。

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